
AIで進化する顧客対応、Property AIが実現する不動産管理業務の未来 (1/5)
株式会社アンビション DX ホールディングス(以下、アンビション)でAIエンジニアとして活躍されているニシャ ラヴィさんは、インドから来日し、日本の不動産業界の複雑な課題にAIで挑んでいます。社内システムから発展した「Property AI」は、ChatGPTからGeminiへの移行を経て、感情認識や緊急度自動判定などの最先端機能を搭載しています。これにより、不動産管理業務の革新を推進し、外国人対応も強化されています。AIが描く不動産業界の未来と、ニシャさん個人の展望に迫ります。
インドから日本へ、AIエンジニアとしての挑戦
—— まずは日本に来られた経緯についてお聞かせいただけますか?
新卒でアンビションに入社しました。日本に来た具体的な理由は特になかったのですが、たまたま大学で日本の企業の採用活動が行われていたのがきっかけです。アニメなど日本の文化にも興味があったので、日本で働いてみようと思いました。当時はまだ生成AIが今ほど進化していませんでしたが、AI推進に力を入れている企業として、AIエンジニアとして入社できるチャンスがありました。今年で4年目になりますので、3年前ですね。
—— 大学ではどのようなことを学ばれていたのですか?
コンピューターサイエンスが専門でしたが、4年生の時にAIに関する追加コースを履修しました。モデル開発やトレーニング、実際のプロジェクトに取り組む中でAIに興味を持ち、アンビション DX ホールディングスでもAIを活用していきたいと考えていました。入社当初は社内にシステム開発ができる人が少なかったので、リテックラース(アンビションの子会社)のエンジニアの方々の指導を受けながら、開発業務に取り組んでいました。物件情報の取得から入力まで自動で行う「ラクテック自動入力」というシステムです。
—— 「ラクテック自動入力」の中でもAI技術が使われているんですね。具体的にはどのような部分でAIを活用しているのでしょうか?
画像の自動選定の部分でAIを活用しています。何の画像なのかを自動で選択肢として提示するアルゴリズムの学習などを行っていました。2022年から、会社として生成AI技術の導入を進めており、のデータベースからデータを取得して整理・分析し、KPIを見つけるといった仕事から始めて、画像認識モデルの学習など、大量のデータを扱っていました。データベース上に存在する活用されていない大量のデータを分析し、傾向を把握したり、一部データを抽出・加工したりして、業務にどう活用していくか考えていました。
