Z世代マーケターが見据える未来:AIとの共創で実現する新たなビジネス戦略 (6/6)
デジタルマーケティングの未来とZ世代のAI観
——デジタルマーケティングの担当者としては、AI導入前後でどのような変化があると思いますか?
以前よりも戦略的なマーケティングを行えると感じています。例えば、AIがデータの分析や施策の効果予測などもできるので、そこはAIに代行してもらい、競合のさらに細かい分析や、人間でないとできないような創造性や戦略策定といった部分に、より深く踏み込めるようになると思います。GeminiにもDeep Researchのような機能がありますし、より深いデータ分析ができる中で、私たちも深く戦略を考えられるようになる。マーケティングがさらに進化していくのではないかと感じています。
——田中さんはZ世代、いわゆるデジタルネイティブ世代ですが、AIを活用したり、SNSで積極的に発信したりすることに対して、何か抵抗や障壁はありましたか?
AIが出始めた頃は、どんなものなのだろうという怖さも正直ありました。しかし、今はTikTokでもAIエフェクトのようなものがあったりして、多くの人がAIを使って動画を上げているので、身近な存在になったと感じています。例えば、最近流行ったマーメイドになれるエフェクトや、ジブリ風に変換するエフェクトなども、みんな遊びで使っていますよね。普段DXに触れることのない人たちがAIに触れる機会も、2025年になってから増えてきていると実感しています。周りの友人たちもAIを活用して遊んだり、動画を投稿したりしています。
——Z世代はよく「タイパ(タイムパフォーマンス)」を意識すると言われますよね。AIの登場によってその辺りの意識に変化はありましたか?
業務に関しては、やはり効率化をより考えるようになりました。ただ、プライベートにおいては、私はじっくりと話を理解していきたいタイプなので、動画などもゆっくりと見て物語を理解することを意識しています。なので、タイパに対する意識は、仕事に関して大きく変わったという形ですね。

編集後記
今回のインタビューを通じて、会社全体として、部署や年代、役割を問わずにまずAIに触れて、それをどう業務に活かしていくかという点に真摯に取り組んでいらっしゃるという印象を受けました。今後もAIの発展とともに、その活用方法も加速していく可能性を感じました。
取材日:2025年6月13日
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